JR西条駅前徒歩30秒。東広島猫背矯正センターの後藤です。

猫背がスポーツに与える悪影響とは？

猫背の姿勢は、見た目だけではなくスポーツにも悪い影響を与えてしまいます。

今回は、その影響について取り上げてみました。

背中の丸さ

猫背といえば、背中の丸さと凸と出ている状態があります。

↑正常　　　↑丸い　　　↑凸状態

背中が丸くなると、スポーツしていて痛くなる部分があります。それは肩なんです。

肩が痛くなる！

肩を良く使う代表的なスポーツは・・・

野球、バレーボール、バスケ、テニス、バドミントン水泳、陸上投てきがありますね。すべて腕を挙げる動作が関係します。

なぜ背中が丸くなると、肩が痛くなるのでしょうか？これから肩が痛くなる流れを説明していきます。

ポイントは肩甲骨。

背中が丸くなると、前にある胸の筋肉は縮んできます。巻き肩という状態になり、このまま固まってしまいます。

背中側の筋肉は逆に伸ばされて硬くなり、肩甲骨は外に引っ張られてしまいます。

その状態で固まってくると、肩甲骨の動きが制限されてしまい、手が挙がりにくくなってきます。

バンザイした時に腕が耳に付かない状態です。水泳なら飛び込みからダメですね。

試しに、背中を丸めた状態でバンザイをして下さい。耳に腕が付きますか？腕は斜めくらいしか挙がらなくなってませんか？

これが猫背姿勢での肩の状態です。もともと肩の関節はグルグル回せるほど可動域はかなり広いです。それが猫背になると、肩甲骨の可動域が狭くなり関節の動きは正常に動かせなくなります。

野球のボールを投げる、バレーボールでスパイクをする、バドミントンやテニスでスマッシュを打つ、投てきで砲丸や槍を投げる。水泳のクロールや背泳ぎで腕を回すあたりでしょうか。

スポーツでのこの様な動き、肩甲骨が動かないとこの動作が上手く出来なくなります。

「筋肉や関節」がスムーズに動かない事で負担がきて傷めてしまい、痛みが出るようになります。

アイシングやストレッチだけでは改善しなくなります。そのまま、治療もせず痛みを我慢したり、先生や監督に言いづらく感じて、黙って練習を続けているとさらに悪化させたり、肘にも連動して痛みが出るようになります。

こうなると、治るまでかなり時間がかかってしまいます。大会までになんとか〜と思ってもなんとかならない事態です。

猫背ではない人でも、肩の使い過ぎで痛くなる事も・・・

使い過ぎの状態は、筋肉が疲労し過ぎて硬くなってる訳ですから、姿勢は正しい位置を保てなくなり、徐々に崩れてきます。

結局、猫背の姿勢と同じ状態になり、肩を傷めてしまいます。

対処方法

これは、痛くなる前にケアするのがとても大切です。肩は筋肉で吊られた状態なので、どこか１部分が悪くなるとどんどん他の部分が悪くなってきます。

そうなると、治るまでめちゃくちゃ時間がかかります。ましてや我慢して使っていると更にこじれて、もっと時間がかかります。

痛くなる前に、毎日のストレッチやアイシングでケアを続ける事が必要なんです。そして、猫背になる事で背中の動きが悪くなり肩甲骨の可動域が低下しないようにする事が重要です。

猫背になると、スポーツはデメリットばかりなので、一度自分の姿勢というものを知ってみてはいかがでしょうか？