今回は前回ご紹介した　【腰痛が改善しない5つの原因】　の①つ目の　〖診立て〗　について解説していこうと思います。

【腰痛が改善しない５つの原因】についての動画はこちらからどうぞ。

 

①　診立てが間違っている

 

「骨が原因ですよ」
「筋肉が原因ですよ」
「軟骨が原因ですよ」

という入り口の部分（診立て）が間違えているということです。

例をあげさせていただくと、、、

〖椎間板ヘルニア〗→骨と骨の間の軟骨が飛び出た状態で飛び出た軟骨が周りの筋肉や神経を圧迫して痛みを引き起こすもの。

 

〖椎間関節症〗→腰の骨と骨の間が狭くなっている状態。年齢と共に軟骨がヘタってきて薄くなり隙間が少なくなっている状態。骨と骨の隙間が少ないので、骨と骨がこすれて痛みが出る。年配の方に多い。

 

この二つですが、実は治療法が相反しています。
治療法は真逆な事を行います。

 

〖椎間板ヘルニア〗というのは、骨と骨の隙間の片方が圧迫されて、どちらか片方の隙間が広がってしまっている状態です。
ですから、治療する時は広がってしまっているものをグッと絞めます。
広がって軟骨が飛び出てしまっているのを絞めて、軟骨が収まるような治療を行います。
関節をしめます。

しかし、

〖椎間関節症〗の治療は隙間を広げます。骨と骨の隙間が狭い状態ですので、骨と骨の隙間を広げるような治療を行います。

 

〖椎間板ヘルニア〗に対して骨と骨の隙間を広げるような治療をしてしまうと痛みが増してしまいます。

逆に骨と骨の隙間が狭くなってしまっている〖椎間関節症〗に対して骨と骨の隙間をしめるような治療を行ってしまうとさらに圧迫されて痛みが増します。

最初の入り口の【診立て】が間違えてしまうと、痛みが増したりと悪循環になってしまいます。
ですから、この【診立て】というのが凄く重要です。

まとめ

 

腰痛が改善されないという方は、以上の５つの原因のどれかが当てはまっている事がほとんどです。

ですので、少しここを見直すだけで腰痛が改善するケースもあります。

ですので、治療に行かないといけないというだけでなくご自身でやりたい！セルフケアで治したいなと思っている方は、この部分を見直すこと、意識していただくだけで腰痛が改善する可能性があります。

 

今回の動画はこちらからご覧ください。

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