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この記事では腰痛の原因になる分離すべり症について書きます。
腰椎分離すべり症という名前は正式には
「分離症」と「すべり症」という本来別個の症状名を統合した通称名です。
腰椎分離症とは？
上の図にあるように、腰の骨の一部が離れてしまった状態です。
骨が離れる＝ある意味骨折です。
骨折は急激な外力によって骨が破壊されるか、
持続的長期的に同じ方向に外力がかかり続けて骨が破壊されることで起こります。
前者は事故やケガ。
後者は使い痛み（疲労骨折）が代表格です。
腰椎すべり症とは？
上の図のように腰の骨が前方に滑りだしている状態を指します。
通常なら腰の骨は靭帯や椎間板という強い組織に固められており、
その場からずれないようにできています。
しかし前縦靭帯や後縦靭帯、椎間板などの強いはずの組織が
「弱くなりもろくなる」か「強い外力で耐えきれなくなる」かことで滑ります。
前者は「老化」、後者は「事故や繰り返す外力」が代表的原因です。
腰椎分離すべり症とは
図のように分離症とすべり症が同時に起こっている状態です。
大体の場合、先に分離が起こり、骨による支えがなくなった腰の骨（椎体）が前方に滑り出す順番でおこります。
分離すべり症で何が困るか？
分離したり骨が前方に滑ったりすることで「神経」に障害を起こします。
これが痛みとなって表れるのが一番つらいのです。
分離すべり症の時の症状は
★腰から下（お尻～足先）の神経にそって痛みやシビレが出る
★腰をそらすと脚が痺れる
★長くたって居られない（脚がシビレる）
★長く歩けない（脚がシビレる）
が特徴的です。
ただし分離症は無症状なことが多く、他の用件で撮影しレントゲンで偶然発見されることもあります。
つまり分離しているかどうかは疼痛との関連は薄く、骨以外の軟部組織（筋肉・靭帯・筋膜）などが
血行不良になり硬くなって浮腫みを起こし神経を圧迫している可能性が高いのです。
これが私たちのような代替医療が分離すべり症であっても改善できる理由です。
臨床での感想ですが分離症はスポーツをしている中高生に多く
（野球やバドミントン・テニス・ゴルフなどの腰をひねる系のスポーツ）
すべり症では老年性のものが多いという感想です。
いずれにしても腰痛の原因の一つでもある腰椎分離すべり症は
当院でも十分ご相談に乗れます。
上記ような症状のある腰痛にお悩みの方はこちらをご覧の上
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