今回も【足底腱膜炎の市民ランナー治療】の続きになります。
足底腱膜炎を治療する時に使用する超音波治療器の使用について説明しています。
超音波治療器がどのようなものなのか、家庭用の超音波と何が違うのか。
ぜひ、ご覧になってください。

 

症例集を書き始めるとついつい長くなるので連載形式にすると3回目(;^ω^)
みなさん飽きていませんでしょうか？(笑)
では懲りずに足底腱膜炎のランニング障害治療の続きです。

足底腱膜炎の治療器械＜その２＞

超音波治療器です。
超音波は深いところの細胞を温めて新陳代謝を活発にします。
僕は通称「刺さない鍼みたいなものです。」と言っています。
足底腱膜炎の症状として現れる踵は、表面は硬い角質層に覆われており、
表面の皮膚の下にある脂肪層もショックの吸収のためにかなり分厚いです。

このため指で押さえても、揉んでも絶対に深部までは届きません。
超音波治療器１Mhzのものは理論上は皮膚から9センチ深部まで届くと言われています。
一般に使っている治療器は１Mhzのものがほとんどですので9センチは深すぎて
患部を通過するため効果は半減します。

足底腱膜炎の踵の痛みには浅めのモードで

当院の超音波治療器は１Mhzはもちろんのこと
３Mhzのモードスイッチもありますので踵の深さに合わせて
浅く適切な熱で照射することが可能です。

家庭用の超音波治療器をお持ちの方は１Mhzしかありませんので
出力を弱くするのが良いでしょう。（効果は最適ではありませんが）
また美容用の器械もおなじく１Mhzのものがほとんどです。

整形外科や外科病院では超音波治療器を使用するところもありますが
驚くべきことに、患者さん自身にあてさせているところもあるのです(;^ω^)

照射する場所や、導子の動かし方などが適切ではないと時間の無駄になります。
そういう方法はお勧めしません。
やはりハサミは武器にもなるし凶器にもなりますね。

足底腱膜炎が治らなくて困っている方は
当院（082-424-4738）にご相談ください。

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