今回は、癒着が起こる『5つの原因』についてご説明致します。

筋膜の癒着の5つの原因

①　疲労
②　組織の損傷（皮膚、筋、靭帯など）
③　手術
④　水分の減少（年齢・体質・病気など）
⑤　栄養
　・エラスチン　→タンパク質
　・コラーゲン　→タンパク質

 

①　疲労

1つは、スポーツなどで長時間動いたり激しいスポーツをした後というのも疲労で癒着がおこります。

動いたりはしなくても、
・長時間のデスクワークや同じ姿勢だったり、、、
・肉体労働で重たい物を持ったり、、、

そういったことを繰り返しすることで、疲労がたまり血の巡りやリンパの流れが悪くなって癒着の原因になります。

 

②組織の損傷（皮膚、筋、靭帯など）

組織の損傷というのは、
・擦り傷、切り傷などの皮膚の損傷
・肉離れなどの筋肉の損傷
・捻挫などの靭帯の損傷

などが原因で癒着が起こりします。

皮膚、筋肉、靭帯などを損傷した状態とは、繊維が切れてしまった状態になっています。

その切れてしまった組織が修復する際に、周りの組織も巻き込まれて引っ付くことで癒着の状態となるのです。

 

③手術

これも②と同様です。
皮膚や筋肉を手術で切って開いているので、これも癒着の原因になります。

当院へ来られる患者様で、腰痛がひどく腰の手術をされた方がいました。

しかし、手術後から
・腰が曲げにくい、、、
・腰に痛みが出る、、、
・腰が突っ張る感じがする

とおっしゃられておりました。

その痛みは、手術後の癒着が原因でした。

（手術の）傷跡の部分を、触ったり・引っ張ったりしてみて上手く伸びない（硬い）感じの状態の方は、
もしかしたら癒着している状態で痛みなどが出ているかもしれません。

※癒着している状態がどのような状態なのかはこちらの動画で解説しております。

 

④水分の減少（年齢、体質、病気など）

水分の減少は、
年齢　・　体質　・　病気　などが原因です。

これは、水分をただ単に摂れば良いという訳ではないです。

水分を摂っても、「水分を身体の中に溜めておけるかどうか、、、」が重要です。

水分をいくら摂ってもすぐ出てしまうのであれば、結局水分を補給しても体の中に溜まっていない状態＝保水性が低いと言う状態です。

細胞レベルで見ると水分が不足してカサカサ干からびている状態です。

これが続いてくると組織と組織を繋いでいる筋膜が段々くっついて、、、癒着を起こします。

 

⑤栄養

こちらも他の動画でもご説明しましたが、筋膜（結合組織）というのは　エラスチン　・　コラーゲンというタンパク質の繊維で構成されています。

疲労や損傷が例えなくても、栄養不足な状態や水分不足の状態になると、、、、

網目状になっている筋膜（結合組織）が上手く構成されにくい状態になります。
これも癒着の原因になります。

まとめ

癒着の原因というのは、5種類あります。

それをさらに大きく分けると、、、
④と⑤は、身体の中に取り入れるものや体内の状態によるものです。
①、②、③というのは外からの刺激や影響です。

 

ウチの整骨院に来られる患者様は①、②、③の原因の方が多いです。

③の手術が原因に関しても、「手術をした後になんかやっぱり痛い」、「治ってないのかな」と言われ来院される方がいます。

それは手術をしたことで癒着が起こってしまい、それによって痛みが出てしまっているというケースです。

このような事例が多くありますので、今回の動画をご参考にされてください。

今回の動画はこちらからどうぞ

 

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