JR西条駅前 徒歩30秒 ボディバランス整骨院の香川です。
この記事では 『腰痛に対して薬は有効なのか？』 について書いていきたいと思います。
ボディバラの『薬物療法に対する考え方』
「薬」 についてのミニ知識です。
痛みには消炎鎮痛剤、アレルギーにはステロイド、風邪・○○炎には
抗生物質。そしてお決まりの胃薬。
冷静に考えると、胃に悪いものが身体に良いわけがありませんよね。
お薬は以下の点に注意してください。
➡ 部分的に塗っても貼っても、結局は皮膚から吸収され、内蔵に届く。◎ 消炎鎮痛剤は治療反応の副交感神経の働きを弱め、血流を低下させる交感神経を働かせる
➡ 冷え体質を作る。湿布も同じ。
長期の服用、湿布、吸収は細胞の変化（参加コレステロール化）を起こし、老化を促進し、免疫力の著しい低下を招く。
◎ 風邪に抗生物質の投与は論外
厚生省でも問題視されています。
◎ 3種類以上の薬の服用に伴う副作用のデータはありません。
つまり、何が起こっても誰も薬のせいだとは言わない、ということです。
◎ 安定剤、筋弛緩剤、色々ありますが、いずれの薬も原因ではなく、結果に対処しているに過ぎません。
※ 上手に使えば、あなたに良い影響を与えてくれます。
腰痛に薬は有効なのか？
急性・慢性問わず整形外科を受診すると第一選択として〖薬〗を
処方されることは多いと思います。
果たして腰痛に薬は効くのか？？
これは正直判断が難しい問題です。
腰痛診療におけるガイドラインによると、
『薬物療法は有効である』となっています。
日本の整形外科の場合、腰痛の保存療法の第一選択として薬物療法を選択するケースが多いのですが、その時に慢性・急性問わず処方が推奨されるのは
『非ステロイド性抗炎症薬』です。
これらは急性の痛みや慢性腰痛の増悪期など痛みや炎症が強い場合に有用です。
しかしこれらの薬剤は欧米で主に処方される「アセトアミノフェン」などと異なり作用の強さから、胃腸へのダメージも懸念され、ガイドラインでも短期間の服用を推奨しています。
※ 2019年の腰痛診療ガイドラインではアセトアミノフェンの評価は下げられています。
その為、これらの処方を行う場合は胃薬などの処方と合わせて行うのが一般的です。
整形外科的診療では痛みが強い場合
① 抗炎症薬で痛みを抑える
② 1～2日の安静
③ 痛みを抑えながら日常生活を行う
④ 2週間以内に治る
という順序になります。
確かに上記の順序でも痛みは治りますが、
『治った！！』と言えるかどうかは微妙です。
↓ ↓ ↓ ↓
あくまで急激な痛みが治っただけであって、腰痛の原因そのものは何も解決していない
と考えられます。
最近の研究では腰痛の場合、薬物療法よりも運動療法や脊椎整体療法などを推奨しています。
※ ただし！腰痛の際に抗炎症剤や痛み止めを服用することを否定しているわけではありません。
ボディバラでも急性腰痛の患者さんには他院での薬物療法を併行して施術を行っていくケースも多くあります。
急性腰痛ではいかに早く日常動作にもどれるかも非常に大切です。
痛みを抑えつつ、適切な施術や刺激を加えていくことで治療の速度が変わってきます。
ですので、薬を否定しているわけではありませんが、使用するなら短期間の服用がお勧めです。
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香川 尚之（かがわ なおゆき）
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