特集①コンディショニングってなに?
コンディショニングの範囲は広い。
大まかに言えば試合の結果を左右すると思われる要素を、スポーツ種目特性・個人的に合わせて良い方向へと調整していくことである。
運動
- 基礎的能力
- 技術力
- 練習メニューの組み立て方
・心肺持久力
・筋力、筋持久力
・瞬発力
・バランス感覚
・柔軟性<
栄養
- 食事の内容・摂るタイミング
- サプリメント
- 飲酒・喫煙
栄養
①観察力(見て)
②分析力(考えて)
③創造力(工夫して)
④企画力(組み立てて)
⑤実行力(やってみて)
⑥継続力(やり続ける)
休養
- 睡眠の量・質
- 入浴などの疲労回復の手段
環境
- 自分に合った用具(靴、グローブ、ラケット、服装)
- 周囲のサポート(保護者、地域、治療面、家庭)
- 天候・季節・気温別の対策
障害の治療・予防
- 急性外傷の処置
- 慢性障害のケア・予防
- 観血(手術)か保存療法家の見極め
- 競技復帰までのスケジュール
- リハビリメニューの計画
- 姿勢のチェック
・脚長差
・O脚、X脚
・偏平足
・外反股、内反股
・側湾
・その他
以上、ポイントとなるものを挙げてみました。いくら練習しても成績が伸びない選手は各項目をチェックしてみると何かヒントになるものがあるかもしれませんね。
すぐに完璧にするのは至難の業ですが、知っているのと知らないのでは「天と地」ほどの差が出ます。
やさしい用語解説
ストレッチング<stretching:伸ばす、伸張する>これをせずに練習に入る人はほとんどいないと思いますが、主に4つの種類があります。
①静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
現在の主流である。息を吐きながら最大限まで伸ばし、10~20秒間その位置をキープする方法。
②受動的ストレッチ(パッシヴストレッチ)
上記①の方法に他人の介助や重みを使ってさらに伸ばす方法。
③動的ストレッチ(アクティブストレッチ)
昔は主流だったあの「1、2、3、4・・・」とはずみをつけて行う方法。
④PNFストレッチ(固有受容神経筋促通法)
筋肉や腱の反射を利用して行う方法。非常に応用範囲が広く、リハビリや筋トレにも使える。プロスポーツには広く浸透している。