症例集①椅子がツライ学生の腰痛

データ

高校生・男子

主訴

腰の痛み

背景

１ヶ月前から腰が痛い
座り続けると痛い
腰とお尻の境目が痛い
毎日痛い
２週間後のイベントまでに治したい

ボディバラでの診立て

脊髄神経の硬化

経　過

初回

短時間座っただけでは痛みの再現できないので、前屈の曲がり具合で効果を測る。
前屈をしてもらうと…、驚くほど曲がらない。９０度をはるかに下回る曲がり具合。しかも痛みが出る。
あらかじめ最初のうちは効果が出ないのは分かっていたので、適切な治療を施したうえで、毎日治療に来てもらうように指示。

２回目（翌日）

当然、変化には乏しい。が、計画に沿って淡々と治療を重ねる。

３回目（初回から４日後）

「ちょっと楽になってきました」というセリフが聞けた。が体操座りやあぐら座りはまだまだ痛かったようだ。

４回目（２日後）

痛みは当初の半分までに改善。長時間座ると痛みは出る。

５回目（翌日）

３時間くらい座り続ける事が出来た。

６回目（２日後）

かなり良好。当初の予定通り「イベント（旅行）」に出発！

前屈で腰が痛むと「腰の筋肉の問題」と思われがちです。またはレントゲンで「骨がズレてます」か「軟骨が減ってます」と言われるのが関の山でしょう。
ところが「動かしても痛くないが、ジッと同じ姿勢を続けていると痛い」という場合は「筋膜や骨膜の癒着、あるいは神経膜の硬化」が考えられます。“最近異常に体が硬くなった”という方要注意です。
慢性の方は必ず粘り強く治療に取り組んでください。