データ
小学生・女子
主訴
身体の歪みと腰の痛み
背景
- 半年前から左腰の痛みと太もものシビレ感が起こる。
- 段々と身体が傾いてきた。
- 歩き続けると左の臀部や太ももに痛みがでる。
- 30分歩けないので登校は車で送迎。
ボディバラでの診立て
ヘルニアによる側わん
経 過
初回
診てすぐわかるほどの身体の傾きアリ。
ヘルニアもあるためか前屈がほぼ出来なくなっている。
治療にはあらかじめ時間も回数もかかる事を伝えスタート。
3回目(3日後)
歩いて登校してみたが、痛みが出たので中止。
引き続き椎間板の治療と側わんの治療を行う。
5回目(初回から5日後)
「立ち姿勢が真っ直ぐになってきた」とお母様の弁
8回目(11日後)〜13回目(19日後)
歩いての登校にトライ!
9回目(22日後)
往復歩いての登校に成功!
15回目(32日後)
側わんに関しての治療のみとなった。
成長期と言う事もあり、通院間隔を空けながらも身長に合わせて治療を行うことにした。
コメント
思春期特有の側わん症から起こったヘルニアか?ヘルニアから起こった疼痛逃避性側わん症か?は分からないのですが、治療方法のポイントは「部分と全体の治療」を必ず両方行う事です。
「痛いか?痛くないか?」を指標にしてはいけません。「痛くなくなったから大丈夫かと思って…」と再発してお越しになるケースがよくあります。
ちなみに子どもの側わん症の場合は定期的な観察健診がが必要です。