
- 1930年代 病気をいかに治療するか
- 1950年代 病気をいかに発見するか
- 1970年代 病気の再発をいかに防ぐか
- 1990年代 病気をいかに予防するか
- 2010年 病気をいかに予知するか
- 20XX年 病気の本質をいかに捉えるか
人はいつの時代も、病気と向き合ってきました。病気をどのように発見し治療していくのかを繰り返す中で、病気をどのようにして防いでいくのかを考えるようになってきました。これは、医療技術や医療環境が改善され、良くなりつつあるからだと言えますが、そもそも病気とはどのような状態を指すのでしょうか。
病院で病気と診断されるには、基準があります。例えば糖尿病の場合、空腹時血糖値が126mg/dl、75OGTT 2時間値が200mg/dlと決まっており、このいずれかの検査が別の日に行った検査で、2回以上確認できれば、糖尿病と診断しても良いのです。高血圧、高脂血症、肥満、リウマチなども同様に、いくつかの定義があり、そこに当てはまれば、病気と診断され、病人となり、薬や注射などの治療が始まるのです。
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