最近は、インターネットの発達で、欲しい情報は端末のボタンを押すだけで、手に入るようになりました。
にもかかわらず、病人が一向に減らないのはナゼでしょう。それは、あなたが一生に渡ってお世話するはずの肉体なのに、どのように機能し、どのように反応し、どのように扱うのかの教育が全く成されていないからです。どなたにも学生時代、ほんの少し教科としては学んだ覚えはあると思いますが、ほとんどの方は記憶から消え失せ、どのように日常で応用するのかまでは学びません。
その結果、以下のようなおかしげな神話がはびこっています。当院では、目先の情報に左右されない、身体の原理原則に基づいたアドバイスをさせていただくように、心掛けております。
患者さん①
「毎朝、起きた時にストレッチしてます。じゃないと一日、腰が硬いんです」
患者さん②
「先生、身体が硬いのは、ストレッチが足らないんですよね…」
伸ばせばいいってもんじゃないです! ストレッチの本来の目的は、筋肉を伸ばしたり、体を柔らかくするモノではありません。 本来の目的は、身体を動かす前の準備刺激と血流確保です。 伸ばし過ぎると腱が伸び、柔軟性は高まっても、伸び縮みしにくい筋肉になり、逆にギックリ腰の引き金になったりもします。